一見似ている「RPA」と「RDA」、両者の違いはどんなこと?

アルファベットが1文字違うだけの「RPA」と「RDA」

事務的な業務を効率化するツールとして、「RPA」が脚光を浴びていますが、RPAと似ている単語には「RDA」があります。

この2つの単語は、3文字のアルファベットのうち真ん中のアルファベットだけが異なっているだけではありますが、アルファベットが1文字異なれば、明らかに内容が違うことも予想されます。

そこで、RPAとRDAを比較し、その違いについて詳しく調べてみましょう。

RPAとRDAについて理解しよう

RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の頭文字をとったもので、「『作業の工程』をロボットが自動的に処理する」という意味合いを持ちます。

また、RDAとは「Robotic Desktop Automation(ロボティック・デスクトップ・オートメーション)」の頭文字をとったもので、「『デスクトップで行われる作業』をロボットが自動的に処理する」という意味合いとなります。

つまり、RPAの場合は、ロボットが自動処理する範囲が「作業の工程」であることから、広い意味でとらえた場合、RPAにはRDAも含まれることになります。

その一方で、RDAの場合は、ロボットが自動処理する範囲が「デスクトップ」に限定されます。

一般的にRPAと言えば「ロボットで自動化される事務作業全般」という意味合いとなりますが、あえてRPAとRDAを対比させるなら、RPAは「サーバーにロボットをインストール」することを指し、RDAは「デスクトップにロボットをインストール」することを指すのです。

RPAとRDAの違いとは?

ここからは、RPAとRDAの違いについて詳しくみていくことにしましょう。

RPAは、サーバーにロボットがインストールされているため、サーバーが管理する複数のロボットに対して作業の指示を出すことが可能となり、より多くの作業を処理できるのです。

対して、RDAの場合は、デスクトップ1台に対してロボットが1台インストールされる形となります。

これにより、デスクトップの事務作業は円滑化できますが、仮に、RDAによって企業全体の事務作業を円滑化する場合には、デスクトップの台数分のロボットを用意しなければなりません。

このことから、RPAは全社的な事務作業の効率化を図る場合に有効と言えます。

また、RDAが作業を自動処理するのは、あくまでもデスクトップが処理する業務の単体にとどまるため、企業の部署内など、小規模な範囲における事務作業の効率化に有効となります。

「RPA」と「RDA」は、明確な違いなし

ここまで、RPAとRDAについて調べてみましたが、RPAとRDAには違いがあることが理解できたのではないでしょうか。

しかしながら、事務的な業務を自動化するためのツールは、一般的にはRPAであってもRDAであっても、「RPA」としてみなされるケースがほとんどです。

その理由は、現時点ではRPAが事務的な作業を自動化するツールとして位置づけられていること、そして、RDAは明確に定義づけされているわけではなく、RPAの一形態としてとらえられているいるためです。

このことから、RPAとRDAの違いについては「明確な違いなし」と言うことができます。

RPAは、事務作業を自動化するためのツールととらえて差し支えはありませんが、RPAをより詳しく分類するなら、サーバーで各ロボットを一括的に管理する「RPA」と、デスクトップごとにロボットをインストールする「RDA」に分けられる、というようにとらえておくと良いでしょう。

(画像は写真ACより)