24時間365日の稼働が可能!RPAの導入で業務を効率化

事務的な業務の自動処理が可能な「RPA」

事務的な業務を自動的に処理できる「RPA」を導入すれば、これまで人手によって処理していた作業をRPAに任せることができますが、RPAを導入することによって、業務効率化を図ることが可能となります。

RPAを導入すると、どのような流れで業務の効率化が図られるのでしょうか。また、業務効率化によってどのような恩恵を受けられるのでしょうか。RPAと効率化について詳しくみていくことにしましょう。

24時間365日稼働し続けることが可能

RPAの特徴としてあげられることは、24時間365日稼働し続けることが可能である点です。

人手で事務作業を処理する場合、作業をするのは平日の日中の時間帯に限られます。仮に、社員による事務処理が1日8時間としましょう。

一方、RPAの場合、日中の時間帯はもちろんのこと、昼夜を問わずに稼働し続けるため、24時間連続の作業も可能となります。つまり、RPAが作業する時間は社員の3倍となるのです。

さらに、RPAは曜日を問わずに稼働するため、業務が休みとなる土曜日や日曜日の作業も可能となります。このことから、RPAの作業時間は、人間の作業時間と比較すると格段に多いことが分かります。

作業の時短効果が期待できる

また、RPAを利用するメリットは、作業の時間短縮効果が高い点です。

RPAは、「デジタルレイバー」と呼ばれるロボットが作業を処理していきますが、ロボットが作業を処理するため、ミスすることなく作業を進めていくことができます。RPAの「ミスしない」という点が、時間短縮に大きく貢献しています。

人手によって作業を行うと、少なからずミスが発生してしまう場合があります。ミスそのものはささいなものであったとしても、ミスが発生すると修正に時間がかかってしまいがちです。

また、まれにミスしたことにすら気がつかないこともありますが、ミスに気がつかない状態で取引先に納品してしまうと、取引先との間で長年にわたって築いてきた信頼を失うことにもなりかねません。

このように、ささいなミスが原因で重大な過失が発生してしまうことも十分にあり得るのです。

その点、RPAはミスが一切ないため、正確な作業を短時間で処理することが可能となります。RPAを活用すると、時間短縮が図られるだけではなく、低コストで高品質な作業を行うことが可能となるため、高い信頼を得やすくなります。

事務作業から解放され、他の仕事に集中できる

RPAは、24時間365日連続して作業が可能であること、その上、作業の時間短縮が図られることから、大幅な効率化が実現することになります。

事務的な作業の大半は、RPAに任せることが可能となりますが、それによって、他の仕事に集中することができます。

例えば、あなたが業務改善を推進する部署で働いているとしましょう。本来行うべき業務は、業務を改善するためのアイデアを考え、そのアイデアを実行に移し、社内の業務改善効果を高めて、経費の削減を実現することです。

しかしながら、実際には、業務の推進において事務的な作業も処理しなければなりません。

時には、事務的な作業がネックとなり、業務を改善するためのアイデアを考える時間がとれず、内容の薄いアイデアしか思い浮かばないこともあるでしょう。そのようなときこそ、事務的な業務をRPAに任せるべきなのです。

事務的な業務をRPAに任せることができれば、本来行うべき業務の時間を十分に確保できます。

特に、アイデアを考えることは人間だからこそできる作業です。アイデアについて熟考することができるため、自分が担当する業務に対して結果を出すことも可能となるでしょう。

多くの企業において人手不足が問題化している状況ですが、RPAの導入によって業務効率化が実現することから、RPAは、これからの時代になくてはならないツールと言えるでしょう。RPAをうまく活用しながら、業績の向上も図っていきたいですね。

(画像はぱくたそより)