RPAを本格的に導入すべき?迷った場合は試験導入で効果を確認

 

試験導入でRPAの使い勝手を確かめるのも一つの手

RPAを導入すると、業務の効率化が期待できると言われていますが、場合によっては、RPAを導入しても思うように業務が効率化されないこともあり得るのです。

そのため、RPAを本格的に導入すべきか悩んでしまうことがありますが、そのような場合は、試験的な形で導入し、RPAの効果を確かめてから本格的に導入することをおすすめします。

RPAは、比較的安価に導入できる

RPAの試験導入においてネックとなるのが、導入費用ではないでしょうか。

RPAを試験導入したにもかかわらず、想定していた効果が得られなければ、RPAの導入が損失につながってしまうことから、RPAを導入する担当者としては、RPAの試験導入について慎重になってしまいがちです。

しかし、考え方を広げてみると、試験導入であれば、本格的な導入と比較すると導入コストを低く抑えられます。

RPAの導入費用は数百万円程度であり、比較的安価に導入できることから、試験的に導入し、導入効果を確認した上で十分な効果が得られるようであれば、本格的な導入に踏み切ると良いでしょう。

もし、RPAを導入して思うような効果が得られなかった場合は、試験的な導入の段階であれば、本格的な導入を見送ることも可能です。

RPAを試験導入する際のポイントは?

それでは、RPAを試験導入する際には、どのようなポイントを抑えておけば良いのでしょうか。

RPAが得意とする作業分野としては、作業のプロセスが明確化されている作業や、繰り返しが発生する作業などがあげられます。そのため、これらの業務をRPAに学ばせると良いでしょう。

RPAに作業の進め方を学ばせれば、RPAは作業の進め方のルールにしたがって業務を進めていきます。

逆に、RPAに任せず、人手によって処理した方が良い作業としては、判断が求められる作業があります。

RPAはルーティン的な作業は円滑に処理することができますが、判断が求められる場合、判断基準が明確でなければ、作業を進めることができない状態となってしまいます。

なお、RPAでも簡単に判断できるような作業であれば、判断基準や判断の方法をRPAに学ばせた上で、RPAに処理させる方法もあります。RPAの試験導入を利用して、判断を必要とする業務の処理をRPAに任せてみるのも良いかもしれません。

RPAの試験導入は、企業のみならず自治体でも

RPAの試験導入と言えば、企業が行うものというイメージがありますが、企業だけにとどまらず、自治体でもRPAの試験導入を行っています。

RPAの試験導入を行っているのは石川県金沢市の金沢市企業局で、導入した目的は業務の効率化です。

これまでは、時間外勤務の入力作業や、水道やガスなどネットで申し込みされた情報を紙媒体に印刷して申込内容を集計する業務、工事現場の地図を印刷する業務を手作業で行っていましたが、これらの業務についてはRPAを導入し、業務を自動化しました。

削減される時間は、年間で500時間程度と見込まれています。

参考:アビームコンサルティング プレスリリース
https://www.abeam.com/jp/ja/about/news/20181109

金沢市企業局の場合は、「業務の効率化を目指す」という明確な目的があったからこそ、試験的な導入を決断できたと言えるでしょう。

RPAを導入する場合、試験的な導入であったとしてもある程度の導入費用がかかることから、導入費用をネックとして試験導入をためらうことがあるかもしれませんが、大切なのは、長期的な視点でとらえることではないでしょうか。

試験導入のコストと、RPAの導入によって削減できるコストを比較し、削減コストの方が大きいと見込めたなら、RPAの試験導入に踏み切ってみましょう。

(画像は写真ACより)