RPAには、無料で利用できるフリーソフトがあるって本当?

RPAのフリーソフトで、導入費用の悩みを解消!

業務の効率化を達成させるためにも、RPAを導入したいところですが、RPAは高額であることから導入をためらっている企業もあるのではないでしょうか。

RPAの導入費用がネックとなっているのであれば、無料で配布されているRPAの「フリーソフト」を導入する方法もあります。今回はRPAのフリーソフトの特徴をご紹介します。

無料で利用できるRPAのフリーソフト

RPAのフリーソフトとは、無料で利用できるRPAツールのことです。そのため「無料で利用できる」という点が、RPAのフリーソフトを利用するメリットと言えます。

一般的なRPAの導入費用について、「RPA BANK」のサイトを参照します。

デスクトップレベルでRPA化するツールであれば、年間数十万円~数百万円程度で導入が可能だ。サーバーで中央管理するタイプのRPAツール(中略)となると、年間数百万円から数千万円程度の導入費用が必要となってくる。
(引用:RPA BANK)

一般的にRPAの導入は高額となるため、RPAを導入して思うように効果が出なかった場合のことを考えると、RPAの導入を見送ってしまうことがあるかもしれません。

その点、RPAのフリーソフトを導入すれば、導入費用は無料となるために、試験的な形でRPAを導入する場合には最適と言えるでしょう。

利用できる機能は限定される

また、RPAのフリーソフトの特徴としては、利用できる機能が限定されていることがあげられます。

もし、最初から本格的なRPAを導入した場合、RPAのさまざまな機能を使いこなすことができず、思っていたほど業務の効率化が実現しないことがあるのではないでしょうか。

その点、RPAのフリーソフトを導入すれば、利用できる機能が絞られています。初めてRPAを利用する人にとってみれば、RPAのフリーソフトの機能が絞られているほど使いやすくなるため、メリットと言えるでしょう。

しかしながら、機能が絞られていることは、利用できる機能が限定されることにつながるため、メリットではなくデメリットにもなり得るのです。

RPAについて事前に理解を深めておいたときほど、RPAのフリーソフトを利用してみると、利用できる機能が少なすぎて物足りないと感じることがあるかもしれません。

そのように考えると、RPAのフリーソフトは、初めてRPAを利用する場合に適していると言えそうです。

トラブルが発生した場合、サポートを受けにくい

また、RPAのフリーソフトを利用している場合、万が一、トラブルが発生するとサポートを受けにくくなることがデメリットとなります。

そもそも、RPAのフリーソフトは無償で提供されていることもあり、有償で提供されているRPAのソフトと比較すれば、十分なサポートを受けられないことは自然の流れと言えるでしょう。

また、RPAのフリーソフトを外国の企業が提供している場合、サポートを受けられたとしても英語に限定されてしまうことがあります。

英語を使いこなすことができれば、問題なくサポートを受けられますが、日本人の多くは英語を十分に使いこなせないことを考えれば、結果としてサポートを利用できないことになってしまうのです。

RPAのフリーソフトは、無料で利用できる点が魅力と言えますが、無料であるがゆえに、有料のRPAソフトと比較すると、品質が低くなってしまうのは否めないでしょう。

しかしながら、無料であるために試験的に利用することは有効と言えます。RPAを本格的に導入する前にRPAのフリーソフトを活用して、RPAの使い勝手の良さを体感してみるのも良いかもしれません。

(画像は写真ACより)